2013年03月22日

能百番

能百番を歩く
著:杉田博明
  三浦隆夫





 能をもっと身近なものにできないかという主旨で、京都新聞に連載された記事の文庫化。

 百歳になった小野小町が、天皇からの歌をたずさえてきた新大納言行家にたった一文字の返歌で答える「鸚鵡小町」
 明恵上人の唐への留学を防ぐために、春日明神が眷属を引き連れて「釈迦誕生から入滅まで」を舞踏する「春日明神」など、能にゆかりのある地の史跡を踏まえて、それぞれの演目を写真入りで詳しく解説してくれる。面と立ち姿が必ず載っているのがよい。

posted by 雉やす at 23:11| Comment(0) | 書評(芸術) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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