2017年09月22日

伊勢参りと三度の神託


神楽祭の舞楽を見に行ったのだが、雨の日は午前中のみということを失念してのんびり寝すぎたために見れず。しょうがないから普通に参拝してきた。







 拝殿で「いろいろ頑張りますからお金持ちになれますように(大意)」と祈ったところ、
(――聞こえますか)と声がした。

(次の参拝からは――カメラを持ってくるのです――
 カメラを持っていなければ「一人で神社をうろつくやべーやつ」ですが――
 カメラを持てば「あ、写真撮りに来た人なんだね」と周りの人も安心するのです――
 カメラを持ってくるのです――)


 あ、なるほど。
 なんかこう幸せそうに仕上がってる親子連れとか、出来上がってるカップルとか、江戸時代の一生一度の参拝をする庶民の如くに「今日は来てよかったのう」と感無量のご老人方とか、そういう群れに混ざって所在なさげにしてたんですけど、そういうときのためのカメラなんですね。
 そうか、大人はそうやって「趣味」を言い訳にしながら「立場」と「形式」を整えるんですね。勉強になりました。格好をつける、ということは、そういうことなんですね。

 神託に納得しつつ神宮を出ておかげ横丁で食べ歩きの態勢に入る。
 しかし、鯛茶漬け、松坂牛ライスバーガー、伊勢うどん、あわび串焼きを食べたところで、思いのほか早く限界が来てしまう。そんな馬鹿な。まだ海鮮丼も松坂牛丼も食べてないし、横丁半分も進んでないのに。
 そう悔やんでいると、
(――聞こえますか)と声がした。

(あわび串焼きがいけなかったのです――
 妊婦が食べると瞳の大きな赤子が生まれると評判の、明らかにカップル狙いの出店に――
 あわび喰いてぇと割り込んで――バター醤油でいただきましたね?――
 そういうことをしてはなりません――
 なんだかよそ様の瞳の大きな赤子を喰い殺してしまったような気持ちになるではありませんか――
 あなたの後ろに並んでいたカップルは「え、お前が食うの?」と不吉な気持ちになるではありませんか――
 なりませんなりません――)


 なるほどそれでかと神託に納得して、諦めて適当にお土産を選び、帰ることにした。
 
 しかし納得はしたもののの、伊勢神宮の神様といえば天照大御神である。いかに的確だとはいえ、天照大御神が一衆生如きに神託を二度も与えるというのは少しせわしないのではないか。本来凡俗に関わるような格の神様ではないだろうに――。
 そう思っていたのだが、謎は帰り際に明らかになった。


 ――かつて伊勢の地には碧志摩メグというそれはそれは愛された萌えキャラがいたのだが、
 邪悪なフェミニストどもに胸をえぐりて殺され、海に捨てられたのだという。
 それを不憫に思った天照大御神は彼女の魂を海から掬い取り、自らの眷属として神宮に招いたのだという。
 立ち絵を新たに生まれ変わった彼女は、眷属として、「女神様が直接出張るほどでもないけど放っておくのもアレだな」という案件に関わるようになり、時折参拝者に的確な神託を与えるのだそうだ。

「あなたの――言葉だったのですね」
 
 立ち絵の彼女は何も言わなかった。そこはもう神宮ではなく、それはただの看板であり、――而して、私の疑問に対する三度目の神託だったのだ。



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posted by 雉やす at 22:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月05日

ドラクエやりながらアニメ見るやつ/ヤマノススメ セカンドシーズン


 ラスボスダンジョン最深部の手前まで行った。進むとボス戦だろうからその前にレベル上げと装備集めしてる。
 今のところ火山でスライムタールとたまに出てくるメタルハンド倒すのが効率良さそう。あちこち探したけれどメタル系がたくさん出てくるような場所は見当たらず。ヨッチ村進めるとあるんだろうか。
 カラーストーン採掘所でマチルダさんが出てきたのが熱かった。やっぱドラクエは7だよ7。

 レベル上げしながらヤマノススメセカンドシーズンを見終わった。


 魅力を割合で言うなら「あおいのキャラクター4割、作画3割、声3割」というところだろうか。あおいがとにかくいい性格をしているというか、他のキャラクターたちとリアリティレベルが違う。あおいがビビッて怒って自分のことを棚に上げて小さなことにくよくよ悩んだりするおかげで他のメインキャラたちがいい感じに虚構的で澄み切った性格描写にとどめられるのだ。特にここなとの対比がいいなと思う。あおいの面倒くささに付き合う中でたまにここな回があると本当に癒される。こういうキャラクターごとにリアリティの抑揚をつけている日常アニメはよい。あおいはけいおん二期で言うところのあずにゃんであり、虚構的で澄み切った山の上にいる連中と視聴者とを繋ぐザイルなのだ(←伝われ)。
 作画も良いからドラクエしながら見なかったらもっと割合が上がると思うけど、ドラクエしながら見たからなんとも言えない。
posted by 雉やす at 16:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月28日

野球漫画

グラゼニを1〜3巻まで読んだ。



「年俸」に着目した野球漫画。26歳のそれなりな中継ぎ投手を主人公に、中堅〜下位レベルのプロ野球選手の悲喜こもごもを描いている。
 なんとなく殺伐としてそうなテーマだけど、出てくるキャラクターたちの性格が丸いおかげか、読んでて暗い感じは受けない。「自分より年俸が低い選手はめっちゃ抑える」という主人公の特性がおもしろい。他球団の新人二人がこれのせいでひどい目にあう話が笑えた。

もうちょっと野球漫画が読みたくなったから前から気になっていたワンナウツを一気買いした。
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 とりあえず10巻まで読んだ。アウト1つで「+500万」、失点1つで「−1000万」の「ワンナウツ」契約をオーナーと結ぶ野球版「ライアーゲーム」。
 オーナーの妨害を潜り抜けながらの他球団との駆け引きがおもしろい。コールドゲーム、ホームスチール、サイン盗みなど、相手にする球団ごとに争点を作りながらうまく知的ゲームにしている。
 シャミセン上等かつ実況席が即座に選手のセリフを聞き取って実況に反映させる漫画的表現と作中の某ネタがよく考えると両立しないような気もするが、読んでいる間は気にならないくらいおもしろい。

 プロレス要素というか、「挑発やマイクパフォーマンスで盛り上げる」感じってよいね。俺プロレス好きなんだなとふと思った。プロレス全然知らないけど。
posted by 雉やす at 23:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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