2024年02月04日

JavaSilverSE11の思い出(&IT就活雑感)

年末にJavaSilverSE11を取ったので忘れないうちにレポを残しておこう。

IT業界の初心者が、何か資格を取ろうと思ったときに何から入ればいいのか。
とりあえずは「ITパスポート」。
というのは圧倒的に「取りやすい」から。
「ITパスポート過去問道場」という無料サイトで過去問を回していたら合格ラインに達する。一か月くらいかかるかな。
ただ明らかに「これ基本情報の範囲だろ」って問題も混ざってるので、参考書買うなら基本情報向けのものを買えばいいと思う。二度手間にならない。

次に何の資格を取ろうかとなったときに、いろいろと選択肢がある。
基本情報(オールラウンド)か
JavaSilver(プログラマ向け)か
CCNA(インフラエンジニア向け)。
潰しが効くのは基本情報だが勉強しないといけない範囲が広くてけっこう大変。
ちょうど今勉強してる。ITパスポートの感覚で過去問だけ回してても厳しいので参考書と問題集を買いました。まだ読み込んでません。

CCNAも手堅い。インフラエンジニア系の求人はかなり多いし、その業界では必ず求められる(最初の一か月で取れとか言われる)。
そっちも受けようかなー程度に思っていたので一応問題集だけ買った。まだやってません。

ではJavaSilverはプログラム系の会社では評価されるのかというと、正直そんなでもなさそう。
業務でJavaを使う会社なら必須なところもあるんだけど、正直その手の「ガチJava」系の会社ってなんか微妙なところが多くて。
わざわざ訓練校に説明会に来た「ガチJava」会社が「半年の研修期間の間は基本給12万」とか言い出すし。
なんでそんな条件を堂々と見せびらかしてくるのだろう。
別のJavaの開発会社の面接にも行ったけど、名乗りもしない後期高齢者のおじいちゃんが適性テストをやったあとに長々しいアンケートを手書きで書かせてきて、そのおじいちゃんがテストを採点してアンケートを読むのを待つ(全員分)という……。
IT感のかけらもないような採用プロセスでまーじで終わってるなと思った。迷惑だから訓練校のリクエスト求人に応募してこないでほしい。

ではなぜJavaSilverの勉強をしたのかというと、勉強を始めた段階ではそんなしょっぱい業界事情は知らなかったので、「資格勉強を通じてJavaをもっと分かるようにならないとまずいな」と思ったからなのだった。殊勝だねぇ。
で試験対策としては「黒本」が最優先。
徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応 - 志賀 澄人, 株式会社ソキウス・ジャパン
徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応 - 志賀 澄人, 株式会社ソキウス・ジャパン

これを買って二周すればなんとかなる。というのも実際の試験とこの本に載っている問題が非常に類似しているから。そんなに似ててええんかいと思うくらいそのまんまな問題もあった。
読み込むのにそれなりに時間がかかるし、エクリプスなりで環境を用意して打ち込んでみないとなんとも理解しがたい問題も多い。
問題の解答欄で詳細に解説する、というスタイルの本なので、もっと説明がほしい、概要が知りたいという場合には「紫本」が次点の本になる。
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11(試験番号1Z0-815) - 山本 道子
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11(試験番号1Z0-815) - 山本 道子

こちらもなかなかいい本で問題集も付いている。ただ問題の類似で言うなら黒本が圧倒的なので、黒本が優先で。

この二冊の問題集をこなすのに丸二か月くらいかかった。訓練校行ってたしがっつりそればかりというわけではもちろんないけれど。就活の都合もあったので実際に試験を受けたのは丸三か月くらいの時期。
合格ライン63点のところを78点で受かった。手ごたえでは9割くらいは取れたつもりだったけど、まあそうそううまくはいかんよね。
今合格ライン低くね? と思った方。実際その通り。勉強に手間はかかるが試験の難易度自体はそれほどでもなかった。なので手軽に初心者が取るには最適で、結果的には勉強してよかったなと思った。

ただし。上記のような「黒本やれば余裕」という時期はもうすぐ終わってしまう。
遠からず、silverのテストが新バージョンのSE17に移行してしまうからだ。そうなると17までに追加された新機能なども範囲に入ってくるから、難易度が上がってしまう。
実際、就活でJavaアピールするならフレームワークもやった方がいいだろうと思って買った新しめの参考書は難しい内容である。
プロになるJava―仕事で必要なプログラミングの知識がゼロから身につく最高の指南書 - きしだ なおき, 山本 裕介, 杉山 貴章
プロになるJava―仕事で必要なプログラミングの知識がゼロから身につく最高の指南書 - きしだ なおき, 山本 裕介, 杉山 貴章

switch文の書き方がアロー式になってて「お!」と思った。breakの状態遷移の問題など出なくなるんだろうか。あれ簡単で点数稼げたのにな。

あと欠点としては受験費用が高い。むっちゃ高い。ざっくり4万円とられる。
本代も含めれば5万円。テストセンターじゃなくてwebでも受けられるけど、カンニング防止のためか部屋の様子を撮影するなどうざったい手続きをさせられるらしいので、素直にテストセンターで受けた。

まとめ
@JavaSilverは5万円と三か月をかければ取れる安牌の資格。
A就活への効力は限定的。Java自体の求人は多いがピンキリ。

で、結局就職先でプログラミングやらなさそうなのであんまり意味はなかった。
基本情報と違ってJavaSilverで資格手当が付く会社ほぼほぼないんだよなー。それもつらいところ。
でもとりあえず履歴書に何か書けます。コスパは微妙ですが基本情報よりは絶対簡単なんで、興味がある人はSE17になる前にさくっと取っちゃいましょう!
ラベル:java
posted by 雉やす at 01:36| Comment(0) | お勉強(プログラミング・情報) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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