アラジンと魔法のランプ
アンドルー・ラング(著)
エロール・ル・カイン(絵)
”アラジンは、ひとめ見たお姫さまにたちまち心をうばわれてしまいました。家に帰るなり、おかあさんに、お姫さまなしでは生きられない、どうか皇帝に結婚を申しこんでくれ、とたのみました。お母さんは思わずわらいだしましたが…。アラビアンナイトの華麗なファンタジーを、イメージの魔術師ル・カインが彩りあざやかに絵本化しました。 ”
ランプの精の魔法に回数制限がなく、アラジンが「金持ってこい」「姫と結婚するで」とひたすらいい思いをする。敵役の魔法使いとの決着の付け方にカタルシスがなく、話自体にさほどおもしろみはない。
だがル・カインの描き方はおもしろい。
姫や付き人の顔はかなり東洋的で、付き人の眉毛はかもめ型に繋がっている。ジャポニズムというか、仏教美術っぽい顔だ。
指輪の精は手を丸く繋げたような格好をしていて、同じポーズで遠近法の軸にそって何体も描かれ、井戸の底に落ちていくような画面構成になっている。
宮殿を正面からシンメトリカルに描いて、向かって左を夜、右を昼にした一枚も綺麗。ル・カインは一枚の絵に時間の経過を織り込むのが好みのようだ。
ランプの精が画面いっぱいに大きくなって宮殿ごと姫を奪っていく一枚も迫力があってよい。この一枚は画像検索でググっても出てこないので、見たい人は遠慮せずにポチりましょうね(アフィブログー
2014年02月21日
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