2017年03月28日

読書メモ

蒲生邸事件 宮部みゆき

 わざわざ直接タイムスリップする筋立てと二・二六事件という舞台が、謎解きとしっかり絡んでいてよい塩梅。
「後知恵」の問題や主人公の学歴コンプな実家の話などもろもろ織り込みつつ、爽やかな読後感を演出できていてさすがだなと思う。

宿命 東野圭吾

 嫁さんが可憐に書けてるなぁと思う。他の部分は響かなかった。文庫解説読むと「最後の一行」狙ってるようだけど、あんまり。

魔球 東野圭吾

 強烈で意外性のある動機が好き。なのだが、今思い返してみるとほんと性格イカれてるな。他の登場人物視点からの人物造形、いわゆる「語り」がうまいから成立する話。

プラチナデータ 東野圭吾

 「プラチナデータ」もやばいけど、「塗り仏」めいたことができるとんでも機械の「ハイデン」がもっとやばくてそれどころではない感。二重人格設定も含めていろいろ詰め込んでるライトなSF。

放課後 東野圭吾

 動機の理不尽さが良い。密室トリックは単体で見るとおもしろみがないけど、そこからいろいろ話を膨らませているのは良いと思う。「人死んでるけど一升瓶抱えて酔っ払いピエロやっちゃうぜ」→「死にましたー」のくだり好き。
posted by 雉やす at 23:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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