2015年01月14日

時は乱れて/フィリップ・K・ディック

時は乱れて
フィリップ・K・ディック
山田和子訳
ハヤカワ文庫SF(2014)



"この町でその男の名を知らぬものはいなかった。レイグル・ガム。新聞の懸賞クイズ“火星人はどこへ?”に、2年間ずっと勝ち続けてきた全国チャンピオンだ。だが彼には時折、自分が他人に思えることがあった。ほんとうの自分はいったい誰なのか?ある日、同居する弟夫婦の子供が、近所の廃墟からひろってきた一冊の古雑誌が引き金となって、彼を驚くべき真実へと誘ってゆく…鬼才ディックの名作、ファン待望の復刊! "

解説によるとたった二週間で書き上げたそうだが、あまりにも雑な畳み方に、未完成品にすぎないという印象を受ける。レイグルが町――虚構の日常を抜け出す過程も、トラックを使うというワンアイデアばかりが目立って、見るべき駆け引きがあるわけでもない。虚構の日常もマトリックスのようなSFの仕掛けによって作られているわけではなく、ごくごく古典的なオリエント急行殺人事件(しかも視点移動で自分から種を割る)なので、これも評価できない。
 おもしろいのは序盤の閉塞感漂う日常の描写ぐらいだ。特に浮気相手とプールに行って、自虐的な物思いにふける場面は素晴らしかった。日常の中に潜むちょっとした違和感に気づく場面もよく書けていて、序盤の期待感だけはあった。

読んでてなんとなく涼宮ハルヒの憂鬱を思い出した。昔の訳はサンリオSF文庫からしか出ていなくて入手困難だったそうだが、ハルヒの作者なら読んでいても不思議ではない。ひょっとしたらハルヒの1%ぐらいはレイグルでできているのかもしれないと思いながら、ハルヒの新刊を待つ間の暇つぶしに読むのがよいだろう。

posted by 雉やす at 23:37| Comment(0) | 書評(SF) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月11日

ffh2OAC(ver0.49h)皇帝支配の塔勝利記念(ルシュイアープ:ビーリ・バウル)


結局我慢できずに、ffh2のシナリオ全部クリアしてないけど、OAC入れて遊んでいる。
今日はルシュイアープのビーリ・バウル(金融・勤労)でプレイ。みんなだいすき内政ドワーフおじさん。
難易度は皇帝。金ととうもろこし型の神立地でスタート。

海岸よりの初期配置だったが、少し右によせたのが功を奏して後背地を確保。隣のティーグル(ブランフォード)がそんなに積極的には拡張してこないタイプだったのも幸いして、囲い込みに成功。遺産はろくに建設できなかったが、コツコツと都市を増やして8都市確保することができた。ここでルシュイアープ必殺のナントルエスタの贈り物を使い、ゴールデンハンマーから偉大な定住技術者を八人確保。首都はさほど食料が伸びない土地だったので、無償の定住専門家は本当に嬉しかった。

そこからは順調。ティーグルがお向かいのマラキムと戦争していてこっちに来なかったのが幸運だった。どうしても工学や魔術の辺りは内政にかまけてしまい、軍備が足りなくなる。今回も軍事力不足のせいで二カ国(イース・メカノス)から宣戦されてしまった。しかし蛮族退治で育っていたバルナクサスとキルモフ英雄ボンブールでどうにか凌ぐ。なんのかんので中盤までの木のゴーレムは破格の強さなので、二三体都市においておけばそう簡単に潰れはしない。

例によってだらだら内政無双しつつ、遠目と耳の情報網を確保できたおかげでようやく技術のキャッチアップも終わる。あとは勝利条件を選ぶのみ。広い土地のおかげでマナをたくさん確保できていたので、支配の塔が一番手っ取り早そうだった。

しかしここまで来たら大量のゴーレム軍団で戦争してみたくもある。どうしようか、とりあえずミスリルでも研究しておこうかと悩むうちに、なんとスコア二位のマラキムが首都で支配の塔の建設を始めてしまった。
先を越され、慌ててマナを張り替えて屍霊の塔を立てつつ、バルナクサス、ボンブール、アルゼンデインを中心とした決死隊を作る。鉄のゴーレムとカタパルトをお供に敵の領内へ突撃したのだが、首都に辿り着く前にあえなく全滅。たった一ターンでスタックが消え失せたときにはちょっとびびった。今から思うと護衛のゴーレムの数が足りなすぎたのだが、それにしたって情けない。

宣戦したせいでマラキムの属国になっていたティーグルも攻めてくる。楽勝ムードのはずが一気に気を抜けない状況になった。
とはいえ首都のハンマーならルシュイアープは最強の一角を占めている。巻き返すべく支配の塔を建設開始。残り10ターンの表示を配置を見なおして9ターンに削り、途中で運良く生まれた大技術者で5ターンほど短縮。適当にゴーレム作りながらターン送りを重ね、なんとか先に建設し、勝利することができた。

勝因はやはり大量の定住大技術者だ。ルシュイアープは拡張負けさえしなければ、これがあるから強い。ギルドオブハンマーズもアハリエンの宝冠も、偉大な技術者がポコポコ生まれてくれるおかげで簡単に確保できてしまう。
なにげに、ルシュイアープで皇帝勝ったのは初めて。強い志向の指導者なので、あんまり自慢できないが。
ひと通り、どんな文明でも勝てるようになるまでは皇帝で頑張ろう。


posted by 雉やす at 03:56| Comment(0) | ゲームプレイレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月06日

はいたい七葉


バンチャで「はいたい七葉」なる沖縄萌えアニメを見終わった。
はいたい七葉(http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%84%E4%B8%83%E8%91%89
wikiよりニコ百科のが愛に溢れてる記事。

登場する女の子が「はいさい!」と挨拶するたびに「女の子ははいたい!」と突っ込まれ、これじゃ我那覇くんの立場がないなと思った。
全体的に方言はいい感じだと思う(沖縄行ったことないし根拠ないけど)。サブキャラは適当だけど(テンプレ金持ち娘など)、メインの三姉妹はかわいい。シーサー妖精(イーナ)も可愛かった。妖精がみんな似たような名前なのがちょっとめんどくさかった。後半のギャグ回は滑り気味。ウルトラ怪獣とのコラボは謎。でもたしかにコラボできそうな沖縄ローカルヒーローなんて思いつかないし、適当な全国区のロートルタレント呼ぶのはいかにも地方らしいリアリティがあるなと思った。ゼットンやキングギドラが萌えキャラになって営業頑張ってるぞい。

キジムナーってどんなだっけと思ってwikiで確認したら、どうやらアウトドア派の座敷わらしのようなものらしい。木の精霊でもあるんだそうな。魚の目玉が好きなところなど、特徴は概ねアニメで活かされていた。

3分アニメなのであっという間に見られるし、見ても失うものはないだろうから、見てみるのもいいかもしれない。





posted by 雉やす at 01:09| Comment(0) | アニメレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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