2014年10月15日

七回


 今日の阪神巨人戦は久々に見ててスカッとする試合だった。
 七回無死満塁での藤浪続投で、和田や今の阪神首脳陣に感じていたわだかまりがスッキリした。
 あそこで藤浪に託す侠気、あれがあるなら応援することになんのためらいもなくなる。
 
 それにしても、ゴメス、鶴岡、高宮と、シーズン始まる前までは期待してなかったメンツが活躍し、
 西岡、福留のメジャー帰り組も、見ててようやく「取ってよかったな」と思えるようになってきた。
 OSF然り、補強につぐ補強が生きている。今年の阪神は不安定なところもたくさんあったが、終わってみればその不安定なところが、奇跡的なほど成功しまくった補強のおかげでプラスに裏返っている(福留も、もう、成功と言ってしまっていいよね)。
 上本の台頭、岩田が安定感を得たのも大きい。失ったスタンリッジ、久保の影響もまた大きく、ペナントを制することはできなかった。でも短期決戦ならやれるかもしれない。明日の先発は岩田だろうか。明後日はおそらくメッセンジャーが投げる。すんなりとやられることはないだろう。
 
 来年、鳥谷がメジャーに行くことも十分ありえる。それだけに、今年のこのチャンスを活かしてほしいと切に願う。
posted by 雉やす at 22:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月08日

見てるだけ


ニコ動でMTGの対戦リプレイや架空デュエルを見るのが好きだったりする。

紅魔館の住人たちがMTG(http://www.nicovideo.jp/mylist/39252481

ゆかり・ザ・ギャザリング(http://www.nicovideo.jp/mylist/40655906

少年と青(http://www.nicovideo.jp/mylist/10175825

 自分でも時々ブースターを買い増ししているけど、まだまともなデッキを組むには至らず。
 まともなスタンデッキを一つは作りたいなぁ(小並感)
posted by 雉やす at 23:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

たーる


 クロフツの「樽」を旧訳版で読んだ。
 前に一度読もうとして挫折した覚えがある。樽の中に女の死体が入っていて、その身元を突き止めるところから丁寧に捜査を始めるのだが、カフカの城を思わせるような冗長さがある。
 ただただ堅実に捜査(手がかり、証言集め、ともかく現場に行ってみる)を繰り返すタイプの推理小説というのは一つの嗜好として世の中に存在している。推理小説のベースが魅力的な謎、論理的な推理、意外な解決でできているとして、そのうち推理の部分にリアリティを求めると、それに合わせて文章量も肥大化していく。
 「肥大化した捜査の描写」をフェチ的に好む読者ではないので、そのまま文字を追いかけていくと退屈さに負ける。適当に先の展開を予想するのもよいが、今回は適当にゴシックホラー風のイメージ挿絵を脳内で付け足しながら読んだ。「樽」にホラー風の描写なんてほぼ皆無なので、勝手なお遊びである。嘘字幕ならぬ嘘挿絵だ。これをやると、読んだ感想を誰とも共有できない代わりに、自分勝手に楽しめるようになる。

 「樽」は実は二つあって、もう片方から別の事件にも分岐しているんだろうなと当たりをつけながら読んだが、そっちの方向には話が発展せず、アリバイ崩しが肝になっていく。
 捜査してる割には捜査が不徹底というか、最後にあっさりと覆ってしまうアリバイ証言がこの小説そのものをよく表しているなと思った。明確な仮説に基いていない捜査は、漠然とした手探りに過ぎない。「カレーから電話がかかってきませんでしたか」という問いがなければ「交換手はカレーといったような気もするんですけど……」という答えは返ってこないのだ。
 この小説の意外性は「あるある感」にあるのだろう。確固とした足場――読者が推理をする前提条件であるべき証言が、証言者のちょっとした思い込みで崩れてしまうのだ。犯人の知性の痕跡ではなく、ちょっとした検証不足の発見による解決。「読者への挑戦状」が成り立つような推理小説とはまた別の、ただただ警官(ぼんくら)の後ろを追いかけていったようなリアリズム。悪くはない。

 悪意のある読み方をすれば、筋を書き進めていったら生じてしまった矛盾点を終盤で強引にごまかしただけのようにも読める。
 ポーの「マリーロジェの謎」を思い出す。小難しい話をしている描写が延々と続くだけの小説でも、それなりに読めてしまうものなのだ。ゴシックホラーの雰囲気さえあればの話だけれど。

posted by 雉やす at 00:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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